CUBIE log

BAG & DAYS

思い出のワンピース

こんにちは。

 

帆布バッグ製作をしておりますCUBIEのタカオです。

 

今日は私の人となりなど。

 

佐賀県にて生まれ育ちましたが、高校卒業後は上京してファッションの専門学校へ。

 

当時は雑誌Oliveが大好きで、あんな誌面を作りたい!と雑誌のスタイリストを志していました。

専門学校を辞めてスタイリスト事務所に就職しましたが、そちらでの仕事はTVやCM、映画など映像中心。

とても充実した毎日で…というと聞こえはいいですが、非常に忙しく厳しい日々でした。

(今思うと、若い時期にあの厳しさを経験できたことは宝です。)

そんな毎日を過ごすうちに、自分がやりたかったこととのズレを感じ、事務所を辞めてしまいました。

当時、師匠には大変な迷惑をかけたと思うし、何もできずに辞めてしまい、本当に申し訳なく顔向けできないと思ってましたが、

昨年お会いした時に、

「あの頃、忙しかったけど、本当に頑張ってたね!」

という言葉をいただき、思わず涙してしまいました。

 

私がお洋服の世界での仕事を志したことの理由の一つに、母が洋裁師だったということが上げられます。

 

母は昔、大阪の洋裁店でオーダーメイドの服を作っていたそうです。

佐賀に帰り結婚して、私達子どもが生まれた後も、家の作業場で洋裁の仕事を続けていました。

幼い頃からよく妹とおそろいの服を作ってもらっていましたし、大好きだった着せ替え人形のドレスも手づくり。

写真は冠婚葬祭用に幼い私に母が仕立ててくれたワンピースです。

 


f:id:CUBIE:20180111115045j:image

 

ダダダダダーと聞こえてくる軽快なミシンの音が大好きでしたし、

その部屋でミシンがけした後のしつけを取ったりして、お手伝いするのも好きでした。

よく一緒に生地屋さんやボタン屋さんに連れて行ってもらっては、ワクワクしていました。

 

そんな幼少期を過ごしていたので、自然と服に興味を持っていったんだと思います。

 

それで、一時はスタイリストを目指していましたが、佐賀に帰ってからなんとなくモノづくりを始めたところ、

(幸い、実家には母の作業場がありましたので)

頭の中でこんなの欲しいなと思ったものが、形になっていく楽しさに、

あ、私にはこっちが合ってるなと思うようになっていったのです。

 

それがどうして、帆布でバッグを作るようになったのか。

それはまた今度。